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by senshu-scop

2010年8月26日の勉強会レビュー

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8月26日 14:30~17:00

▼テーマ
介護保険制度

▼参考文献
なし

▼参加者(敬称略)
江尻、河野、佐藤、鈴木(嗣)、鈴木(祥)、鈴木(陽)、添田、中橋、西山、二瓶、福田、水谷、矢部、山根木


▼まとめ
【1】担当者
添田
・担当者はレジュメ持参。


【2】議論の流れ

矢部:介護保険制度は制度として破たんする可能性がある。自分の身は自分で守る(ピンピンコロリ)ようにしなくては。

添田:「1割負担なら」という軽い気持ちで使う人が増えたことが原因としてあげられる。そのような人が増えれば、制度は持続していく。

二瓶:介護施設に入れない待機老人が多いが、行政として何をするべきか。施設を作ることに意味はあるのか。

添田:施設建設に意味はある。しかし、自治体にはカネがない。だから簡単に作れない。行政は在宅介護を支援していくことが求められる。理想は短期入所サービスと在宅介護をうまく組み合わせた制度にすること。地方自治体では「上乗せ横出し」が行われている。上乗せとは、既存のサービスを上限まで利用できるようにすることに加え、何かを与えること。横出しとは、制度にないサービスを地方の裁量で決めること。また、高齢者住宅を作り、まとめてそこに入ってもらい、コンパクトシティーを形成することでまとめて介護していくことも考えられる。

西山:なぜ、介護の現場に人がいないのか。報酬が足りないからか。介護業界は投資の意味がないのか。

添田:報酬は不適当。投資について言えば、諸手を挙げて投資をするような業界ではない。

中橋:65歳以上で元気な人、40歳で保険料を払っている人(保険料を払ってはいるがサービスを受けてはいない人)は不満を感じないか。

添田:不満はある。しかし、いつ自分がサービスを受ける側になるかわからないという考えの上で"共助"という考えが成っている。

矢部:民間が介護に参入している国はあるのか。そこでは民間は成功しているのか。

添田:アメリカはほぼ民間。ドイツでも民間が介護に参入している。

水谷:中間層以下を対象にして成功しているケースはあるのか。

添田:税金でどれだけ担保するのか、がカギになる。薄利でやっているところはある。

江尻:所得の多い人は民間、少ない人は国のサービス、という風に分ければいいのでは?

添田:不公平感が広がるかもしれない。

福田:しかし、所得の低い層と高い層はたがいに逆転する可能性がある。そこに"共助"の精神は保たれるのではないか。

水谷:制度を持続させるために、負担を一律にupさせるか、所得別に切り離して一部で所得をupさせるか。

添田:逆転する可能性は現実的に考えて低いのではないか。私は、傾斜をつけた上で一律に負担をupさせればよいと考える。

矢部:予防医学ももっと活用したほうがいい。

添田:増大する社会保障を抑制するためには死生観から考える必要がある。多くの人は自宅で亡くなりたいと考えれば、在宅介護の重要性が認識される。そうなれば入院する人が少なくなり、医療保険料の支払いが抑制でき、社会保障費の削減につながる。

水谷:そもそも制度だけ充実させても申請できるひとは限られてしまうのではないか(老老介護者や認知症同士の夫婦、身体障害者など)。

添田:周囲の人や市町村自治体のサポートが不可欠。

福田:参加された皆さん、お疲れさまでした。

(敬称略)
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by senshu-scop | 2010-09-04 00:51 | 勉強会報告