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by senshu-scop

2/14 杉並区議会代表質問レビュー

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(杉並区役所)


・「減税自治体構想」…超長期的政策は成功するのか
(島田議員の質問より)

 議員の質問の中に、山田区長による区政改革の一つである「減税自治体構想」が取
り上げられていた。この構想は、松下政経塾出身の山田区長が、師とも言える故・松
下幸之助氏の理想を具現化したものだそうで、毎年一定額を予算の中から積み立てて
運用などをして、いずれは利子で区民税の一部を賄えるようになった暁には、区民税
を減額するという構想である。「区民税が減額」というフレーズはかなり魅力的では
あるが、なにしろ「利子で区民税の一部が賄える状況」を作り上げるには気の遠くな
るような時間がかかるような気がする。「杉並区減税自治体構想研究会の研究報告書」
(杉並区役所HP)を見ても、10年、20年はかかることがうかがえる。その間、この政策
が維持される保証はどこにもない。あるときに一気に使い果たすことが起きるかもし
れないし、そうでなくとも少しずつ調整されていって本来目的から外れることもある
のかもしれない。そう考えると、「次の選挙には出ない」という人物の打ち出した超
長期的政策に区民が理解を示すかどうか、杉並区民ではないものの少し不安になる。
とはいえ、現在さまざまな行政機関で「予算の使い切り」が行われている現在、目的
が減税でなくとも、予算で余った金を何かのために積み立てるということは別段悪い
ことではない。例えば、現在起きている雇用状況の悪化に対して就労支援や生活保護
を大規模に行うことになった際に積み立てた金を一部崩して使ってみたりすることも
していいのである。筆者は「減税自治体構想」について、目的を減税のみに固定する
ことなく、減税を含む還元処置を考慮に入れた「いざというときのための」積立金を
作る、という政策にすればいいのではないか、と考えた。
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by senshu-scop | 2009-02-17 21:46