SCOPの活動予定・活動記録を主に書いていきます。


by senshu-scop
10月13日 12:30~13:00

▼概要
時事問題研究
『ハッ場ダム問題』について


参加者
尾花、小山、田中、福田(謙)、若杉

▼まとめ
【1】担当者
尾花

【2】議論の展開

テーマ1 ダムのニーズ

・当初は、電力・水道の需要増を狙い、治水効果も狙って作られた。
        ↓
 実際は、人口増が止まったため需要は増えず、治水効果の面からもダムを
作るメリットはほとんどない。

・公共事業として見る。(←当時の通産省官僚の発言。)
      ↓
 利益⇒工事によって地域が活性化する?


テーマ2 地元のニーズ

・地元には温泉がある。(「ダムに沈もうとしている、頼朝が入浴した温泉」)

 観光資源による収入 < ダム建設で得るお金?


・ダム建設を止めた方がお金はかかる。
⇔それは逆である。(ハッ場あしたの会HP…http://yamba-net.org/index.php)

・工事に協力した都県の思惑

・長引く工事期間…自民党内での衝突?


▼レビュー
 尾花君の発案により開催した時事問題分析の勉強会。第一回は前原国交相の発言で有名となった『ハッ場ダム』についての話であった。開始時間が若干遅れたため都合がつかない者もいたようだが、5人集まったということで、なかなかの出だしと言えるだろう。上級生にとっても就活のネタになると思われるので、これからも続けていきたい。

文責:福田謙一

本日の勉強会に関して、なにか不満・要望等があれば気軽に福田謙一までメッセージください。
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# by senshu-scop | 2009-10-20 09:14
9月25日 16:30~18:00

▼概要
「岡崎晴輝・木村俊道『はじめて学ぶ政治学』」より
Ⅲ-2 J・S・ミル『代議制論』


参加者
赤星、中橋、二瓶、福田(謙)、和田

▼まとめ
【1】担当者
福田(謙)

・担当者はレジュメ持参

【2】議論の展開

テーマ1 功利主義の代議制論

・「社会全体の利益」とは何か→構成員の満足度? 公共問題の解決?

⇒ここでいう「社会」とは何か
    ↑
階級(ex.ブルジョワと労働者)ごとに「利益」は異なる。
「利益」の集計は難しいのではないか。
(議員=「利益の代表」の限界)
    ↑
ニーズが多様化し、それぞれが対立することもある時、
「利益」はどのように集計されるのか。


テーマ2 議員は、「有権者の代表」としての責任をどう果たすのか。

・委任説(地元の利益を優先)→地元の「苦痛の除去」と「快楽(利益)の獲得」

・独立説(自分の良心を優先)→国民が国益を享受できるよう努める。

                   →国益と国民の「利益」は同じか?
                    (ex.八ッ場ダム問題)
                         ↓
テーマ3 「有権者の代表」を選ぶための選挙

・議員とは、「利益」(ニーズ)をつかむ者←利益の多様化

→潜在化されたニーズ…「何を求めているか」が漠然としすぎている。

→"選挙の争点"は誰が作り出すのか。(政党? メディア?)

・マニフェスト(今回の衆院選)…公認候補の均一化

→候補者独自の政策はあるのか…少なくとも選挙時には顕在化はしていない。
                       (マニフェストの焼き直しが目立つ)

→有権者はどのレベルで候補者を判断しているのか。(人間? 政党?)
        ↓
テーマ4 選挙方式について

・小選挙区制…「○○党の××さん」→政党の窓口?

・個人ではなく、政党で判断をしているのなら→比例代表制


▼レビュー
 今夏行われた衆議院議員選挙で、民主党は大きく議席を伸ばし、政権与党に躍り出た。そこで、今回は衆院選の総括も兼ねての勉強会を行った。議論についてであるが、全員から意見を聞けず、特定者間での議論が目立ってしまったことが残念である。
 次回以降の勉強会についてだが、10月下旬から「江口克彦『地域主権型道州制』」を使って、道州制について扱う予定である。

文責:福田謙一

本日の勉強会に関して、なにか不満・要望等があれば気軽に福田謙一までメッセージください。
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# by senshu-scop | 2009-10-18 01:12
9月6日 14:30~18:00

▼概要
「ロック『市民政府論』 」の読書会④(~解説)

参加者
阿部、楠浦[駒沢政研からのゲスト]、楠、中橋、福田(謙)


▼まとめ

【1】担当者

14章担当者→楠
15、16、17、18章担当者→中橋
19章担当者→楠
解説担当者→阿部
・担当者はレジュメ持参


【2】補足

テーマ1 "父権"、"政治的権力"、"専制的権力"

・"父権"⇒「子供の所有権にまで及ぶことは全くない(p.173)」

     「未成年で子供が自分の所有を管理できないところにのみ認められる(p.176)」


・"政治的権力"⇒「彼らの生命および財産~をできるだけ維持することが目的(p.174)」

        「人々が自分自身で処理できる所有権を持つところ(p.176)」にある。


・"専制的権力"⇒「それはただ彼が他人と戦争状態に身を置いた時、侵略者が、彼の生命を没収することだけがもたらす効果(p.174~5)」

        「所有権を全く持たないものに対して行われる(p.176~7)」

テーマ2 征服

・"征服している側"は戦争状態に陥る。

⇔関わりのないものは"自然状態"



▼レビュー
 『市民政府論』最後の勉強会は、発表者の一人が(レジュメを事前提出はしていたが)不在のまま、行われた。内容としては、議論というよりもテキストの内容についての話が多くを占めた。これで『市民政府論』の勉強会は終わったわけだが、古典ではあるが、そこまで読みにくくはなかった印象を受けた。
 この日は駒澤大学政治学研究会からゲストの方が見えたが、その後の懇親会共々楽しんでいただけたようである。これからは駒澤大学政治学研究会と組んで勉強会を企画することも出てくるだろう。

文責:福田謙一


本日の勉強会に関して、なにか不満・要望等があれば気軽に福田謙一までメッセージください。
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# by senshu-scop | 2009-10-15 14:32
8月5日 10:45~13:00

▼概要
「ロック『市民政府論』 」の読書会③(~13章)

参加者
赤星、阿部、福田(謙)

▼まとめ
【1】担当者
8章→福田(謙)
9章→赤星
10~13章→阿部
・担当者はレジュメ持参

【2】議論の展開

テーマ1 政治社会の意思決定について

・ロックは単純多数決で意思決定をし、協同体の構成員はその決定に拘束されるとした。

→2つの疑問

   1)政治社会がある程度同質的な人々(教養のある、身分がある)で構成されていることが前提なのではないか。

        →"理性"のある人々(⇒7章)。"理性"は神から与えられたもの。

   2)単純多数決を取った場合、多数派の固定化が危惧されるが、ロックはそれに対する救済の途を開いているのか。

        ……多民族国家等を想定したとき、この疑問点は浮上する。

テーマ2 政治社会の下にいる人と、自然状態の下にいる人との関係について

・政治社会の構成員…紛争解決には政府が当たる→絶対的合理的な法により解決。

              ・政治社会は合意により作られるもの。

・自然状態で生きる人…紛争解決は各人で当たる→相対的合理的な自然法により報復。
               ・問題点…戦争状態の永続化、報復の恣意化

              ・自然状態は神によって作り出されたもの。

テーマ3 国家の定義について

・国家は、その構成員の一身と所有を守るためにその力を使うもの。


▼レビュー
 『市民政府論』第3回の勉強会は、これまで長らく述べられてきた定義の話を終えて国家そのものについての話へと移行するところを扱った。議論はそれほど盛り上がらなかったが、各人終盤に向けていい論点が出せていたと思う。
 尚、今回は16章まで扱う予定だったが、担当者が不在であったため、最終日に回すこととした。他のみんなも、風邪をひかぬよう体を大事にしてほしい。

文責:福田謙一


本日の勉強会に関して、なにか不満・要望等があれば気軽に福田謙一までメッセージください。
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# by senshu-scop | 2009-08-09 07:53
8月4日 11:00~11:40

▼概要
「ロック『市民政府論』 」の読書会②(~7章)

参加者
阿部、田中、中橋、福田(謙)


▼まとめ
【1】担当者
6、7章→田中
・担当者はレジュメ持参

【2】補足

・7章について

粗い部分もあるかもですが、レジュメで補完されるまでのつなぎとして・・・

(最初の社会……夫婦間の社会)
・支配権は夫に置かれるがその権力は彼らに共通の利害関係にある事物と財産にのみ及ぶ。また、夫の権力から妻は逃れる権利を持っている。また、為政者は争いの調停のみを担う。それ以外の規律は、夫婦両者間で決めることが出来た。
・自然権の執行を、定立された法の保護を訴えることができる一切の事件において、協同体に委ねる。ここに、政治社会があるといえる。(⇔自然状態)
・国家は、犯則に対する量刑を決める立法の権力と、構成員以外のものが構成員に対して侵した害を処罰する和戦の権力を持つが、これらはその社会の全ての構成員の所得を守るためである。
・立法権において決められた法(=法律)には、その社会を構成している限り何人たりとも従わなくてはならない。
・絶対君主政は、市民的社会とは相容れない。それは、国王の権力により、構成員の訴えが正当に審議されない場合が生じるからである。また、国王自身があらゆる根拠を使って自己の権力を正当化し、その権力を恣意的に使うかもしれないのである。


【3】担当者の補足コメント

・7章について

1、市民について

そもそも、ロックの思想の根底には自然法に基づく理性の理解があるのかないのかという考え方がある。
 ところで、本章において政治社会を構成するのは自然法の理解が著しい者達のことであり、教育を受けられるブルジョア以外は市民足るための様々なセンスを身につけることが出来ない以上、そこには様々な意見が顧みられることなく死んでいく。
 19世紀イギリスのこうした現実のなかでロックは思考を巡らせたが、この市民感は著しく不当ではないか。もちろん歴史を覆すことはできない。しかし今日的文脈の中で『市民政府』にしばられる市民の範囲を再検討することは必要であろう。


▼レビュー
 今回は一人が体調を崩したため欠席した。気の緩みやすいこの時期、体調には十分気を使ってほしい。少しの油断が病の下。夜はクーラーつけっ放しでいると…
 さて、今回は6、7章の発表であったが、6章については、「昔の君主制」という部分で8章と関連があると感じた。父の持つ権力は、どんな形になろうとも、子の同意なしには認められないのだ。しかし、子と父とを比べた時、果たして子は父権に対して"No"と言えるかどうか。これは怪しいものである。というのも、子は父の保護なしには生きられないからである。ロックは保護する義務(と子による尊敬義務)が合わさった時に父権は発動するとしているが、様々な権力基盤を持つ父に対してこれを認めないというケースは発生するのだろうか。
文責:福田謙一

本日の勉強会に関して、なにか不満・要望等があれば気軽に福田謙一までメッセージください。
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# by senshu-scop | 2009-08-09 07:31