6月19日 16:45~18:15
▼概要
「苅谷剛彦・山口二郎『格差社会と教育改革』 」の読書会②(対談①)
参加者
尾花、田中、中橋、二瓶、福田(謙)
▼まとめ
【1】担当者
レポーター・コメンテーター→田中
・レポーター・コメンテーターはレジュメ持参
【2】議論の展開
テーマ1 公教育のあり方について
・教育に対しての社会的コンセンサス
1)どこまでを「社会」とするのか。("公"の範囲)
→とらえる側面によって"公"は変わってくる。
・教育基本法前文→"国"
・杉並師範館→"区市町村"
・コミュニティスクール→"地域"
・PISA→"世界"
・受験戦争→"個人(公ではなく、私)"
→受験は本当に私的なものなのか?
→日本社会を公的空間としたコンセンサス=学力(学歴)
(教育と社会との相互依存関係→教育に価値をつけるのは社会)
2)教育にどのような価値をつけるのか
・コンセンサスのダブルスタンダード
・公的なものと言いつつ実質的には私的なものにしている。
テーマ2 モンスターペアレンツ
・体罰="悪いことをした"という信号
→信号というからには信じられるものでなくてはならない。
→信じられない体罰があったとしたら?……それはただの暴力
⇒先生による"しつけ"がいつのまにか"暴力"にすり替わった。(コンセンサスの軋轢)
→その過程に何があったのか。("雰囲気"を作り出すきっかけは何だったのか)
▼レビュー
『格差社会と教育改革』についての読書会の2回目は著者達による対談についての議論。
90分もの間、参加者同士で活発な議論が行われた。内容はテーマ1についての議論で大半
の時間を使った。教育が公的なものか私的なものかを含め、教育の価値について今一度
価値観のコンセンサスを作り、それを学校の役割として規定することが必要なのではないか、
という意見もあった。次回はいよいよ新自由主義と教育についての対談である。
文責:福田謙一
本日の勉強会に関して、なにか不満・要望等があれば気軽に福田謙一までメッセージください。
▼概要
「苅谷剛彦・山口二郎『格差社会と教育改革』 」の読書会②(対談①)
参加者
尾花、田中、中橋、二瓶、福田(謙)
▼まとめ
【1】担当者
レポーター・コメンテーター→田中
・レポーター・コメンテーターはレジュメ持参
【2】議論の展開
テーマ1 公教育のあり方について
・教育に対しての社会的コンセンサス
1)どこまでを「社会」とするのか。("公"の範囲)
→とらえる側面によって"公"は変わってくる。
・教育基本法前文→"国"
・杉並師範館→"区市町村"
・コミュニティスクール→"地域"
・PISA→"世界"
・受験戦争→"個人(公ではなく、私)"
→受験は本当に私的なものなのか?
→日本社会を公的空間としたコンセンサス=学力(学歴)
(教育と社会との相互依存関係→教育に価値をつけるのは社会)
2)教育にどのような価値をつけるのか
・コンセンサスのダブルスタンダード
・公的なものと言いつつ実質的には私的なものにしている。
テーマ2 モンスターペアレンツ
・体罰="悪いことをした"という信号
→信号というからには信じられるものでなくてはならない。
→信じられない体罰があったとしたら?……それはただの暴力
⇒先生による"しつけ"がいつのまにか"暴力"にすり替わった。(コンセンサスの軋轢)
→その過程に何があったのか。("雰囲気"を作り出すきっかけは何だったのか)
▼レビュー
『格差社会と教育改革』についての読書会の2回目は著者達による対談についての議論。
90分もの間、参加者同士で活発な議論が行われた。内容はテーマ1についての議論で大半
の時間を使った。教育が公的なものか私的なものかを含め、教育の価値について今一度
価値観のコンセンサスを作り、それを学校の役割として規定することが必要なのではないか、
という意見もあった。次回はいよいよ新自由主義と教育についての対談である。
文責:福田謙一
本日の勉強会に関して、なにか不満・要望等があれば気軽に福田謙一までメッセージください。
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by senshu-scop
| 2009-06-23 09:59