2009年5月15日の勉強会レビュー
2009年 05月 27日
5月15日 17:00~18:45
▼概要
「松下和夫『環境政策学のすすめ』」の読書会②(第Ⅲ部、第Ⅳ部)
参加者
尾花、河野、田中、西山、二瓶、福田(謙)、和田、駒沢大学の学生2名(ゲスト)
▼まとめ
【1】担当者
第Ⅲ部
レポーター→田中
コメンテーター→和田
第Ⅳ部
レポーター→福田(謙)
コメンテーター→河野
・レポーター・コメンテーターはレジュメ持参
【2】議論の展開
テーマ1 地方分権と環境問題
・地方自治体レベルでできることもある。……排出量取引(新宿区の例)
→地域に合った「環境問題対策」を行うことができる。
↓
次のテーマとあわせて考える。
↓
テーマ2 排出量取引
・ビジネスとしての排出量取引
・産業がメインでない(元から排出量の少ない)国の排出量を買うことによって「環境問題対策」を
した、といえるのか。
→先進国が、排出量自体を減らすようにしなければ根本的解決にはならない。
テーマ3 マシューズの主張について
・環境破壊が地域紛争の原因となるのか?
→国際問題の原因にはなるかもしれないが、はたして地域紛争まで拡大するのだろうか。
⇔(資料1)「NATO:「温暖化は脅威」 貧困、紛争との関連調査着手」(2008/7/17 毎日新聞)
→資源争奪、社会構造の変化に関する対立→紛争・戦争に発展するのではないか。
テーマ4 CDMの促進について
・経済発展が顕著な国(BRICs)に対して先進国はどのような提携を図っていけばいいか。
→エネルギー効率の高い技術や、新しいエネルギーの開発技術を教えるようにする。
▼レビュー
今回は駒沢大学で政治学研究会を立ち上げようとしている2人の学生が勉強会にゲストとして
参加した。それぞれ道州制、国際政治をメインに勉強しているのだそうだ。そんなわけで9人と
いう、これまでで一番の人数の多さで勉強会を開始したわけだが、なかなか全員が発言すると
いったことは難しかった。これは尾花君から指摘があったのだが、次からは注意していきたい。
もうひとつはレビューの件であるが、時間がたってから書こうとすると内容が不明瞭になりがち
なのでなるべく早くに書いていきたいと思う。
今回で『環境政策学のすすめ』は終わりを迎えた。今後のことについては次の勉強会で決めて
いきたい。
文責:福田謙一
本日の勉強会に関して、なにか不満・要望等があれば気軽に福田謙一までメッセージください。
by senshu-scop
| 2009-05-27 06:56